沖縄県立与勝高等学校

校長あいさつ

式   辞
       

校 長 東盛 敬

 「鎌倉にたとえられたる勝連の半島の背に鞍を置き」たるごとく、「世界につづく海原を見おろす丘に」たつ「風かおる」学び舎、新緑萌え出づる季節を象徴する2つの校章をいただき、天から降り注ぐ恵みにすべてがいっそう輝く4月となりました。厳しく高いハードルを乗り越えた春、沖縄県立与勝緑が丘中学校・与勝高等学校に入学された新入生の皆さん、保護者の皆様、誠におめでとうございます。そして、本日のよき日にご臨席を賜りました多くの来賓の皆様と関係各位に深く感謝を申し上げます。


 中学校学年2クラス、高校4クラス規模の「可能性が凝縮」され、文武における生徒1人ひとりの「活躍の場」が十分に整っておる本校ゆえに、「文武躍動」を実感するこれからの日々となることでしょう。新入生諸君、「意味ある偶然」にて与勝の丘に集い、6年間に3年間、「一貫教育の柱」に「新たなる活力」が溶け合う今、太く確かな絆を1つに束ねあげ、「夢一貫一踏一歩」の心意気にて本校活性化に力を合わせることを願います。そして、これからの「時の流れ」に意識を強くし、己の無限なる可能性を信じて「希望進路実現」に突き進んで頂きたい。


 この「意気込み」をもって、保護者の皆様、是非この機会に「将来の夢」についてできるだけ具体的にご家庭で話し合い、「合格」という現成功体験に浸るのみならず、なかんずく夢を叶えた「己」を実感し、これから激動が予想される社会に目をこらして欲しいと思います。それぞれの「夢」実現に向けた1つ1つの挑戦が本校の実りとなり、与勝緑が丘中学校・与勝高等学校発展の大きな礎ともなります。新入生諸君、どうぞ思い切り勉学に励んでください、どうぞ部活動に熱中してください。本校教職員が1人ひとりをしっかりと支援します。保護者の皆様、どうぞ覚悟をなさってください、正面から向き合ってください。本校教職員も愛情一杯にて支えます。


 世界情勢が目まぐるしく変化する中、社会は第四次産業革命を迎え、「人工知能」や「モノのインターネット(IoT)」は「時代」へさらなる「激しいうねり」をもたらすこととなるでしょう。事実「自動運転車」の研究開発は実用化に向けて実際の道路走行による検証段階、東京霞ヶ関の経済産業省内のコンビニでは商品会計と在庫管理省力化に向けた「完全無人自動レジ」の実験。他にも日進月歩する様々な技術革新から生ずる「変化への対応」は喫緊の課題であり、本校の目指す教育もここにあります。よって、本質を見極める力を培い、押し寄せるグローバルリズムの波に抗(あらが)ってでも、これからの「人財」たるべく、「夢一貫一踏一歩」の心意気にて坂道を通って頂きたい。


 結びに、幕末の日本が世界と対等に渡りあうために力を尽くした勝海舟の言葉を紹介し、式辞といたします。『人には余裕というものが無くては、とても大事はできないよ』、『何でも大胆にかからねばならぬ。難しかろうが、易しかろうが、そんな事は考えずに、いわゆる無我の境に入って断行するに限る』。
 どうか、本日から始まる新たなる舞台、何事においても「無駄」ではなく「余裕」と前向きにとらえ、「がむしゃらに挑戦」する6年間、3年間を思い描いて下さい。第12期生、第39期生、胸を張り、心の翼を張りて、「いざ舞はむ、与勝の空を!」

平成30年4月9日

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