校長挨拶

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 与勝高校は、昭和55年に開校し、今年で46年目を迎え、与勝緑が丘中学校は、県立学校初の中高一貫教育、県立中学校として平成19年度に開校し、19年目を迎えます。県内では歴史の浅い若い学校でありますが、伝統校に負けない実績と校風を誇っており、地域の拠点校として伝統は確実に育まれ、着実に発展・進化しております。

 与勝緑が丘中学校の生徒達は、勉強や部活だけでなく学校行事にも熱心に取り組み、明るい雰囲気で学校生活を送っています。令和4年度からは本校中高一貫校の特色を生かして中学校12年生へ与勝高校の先輩から苦手な分野を個別にやさしく丁寧に教えてもらう"ピアチューター制度"を取り入れました。そのほか各種検定にも積極的にチャレンジする生徒が多く、英語検定、数学検定、漢字検定等に多数の合格者を出しています。

また、高校生も陸上部、水泳部、男女柔道部が躍動し、県内上位の成績をおさめ県代表として派遣されています。

さらに国際交流事業にも力を入れており、中学校では、県内に在住する外国人家庭へホームスティする「まちなか留学」(協力HelloWorld株式会社)や県が主催する「おきなわ国際協力人材育成事業」や「グローバル・リーダー育成海外短期研修事業海外雄飛プログラム」などによりタイやハワイ・オーストラリアといった国々へ派遣されています。

そして、「PBL」(問題解決型学習)を取り入れた、総合的な探究の時間(よかたん)で、生徒が自ら地域の問題を発見し、解決する能力を育てる授業を実践し、高校卒業後の進路、特に国公立大学の総合選抜入試にも関連させた取り組みをおこなっています。そのため、本校における国公立大学への進学率は、中頭地区で"トップクラス"となっています。

学校行事においては、中学1年生から高校3年生まで一つのチームを編成した"団"制度を導入し、おなじみの生徒会主催の校内美化・緑化に特化した「おそうじ大会」や隔年周期で行われるYY祭(文化祭)、YY杯[カップ](体育祭)本校の特色の一つとなっています。このように本校は生徒・職員が一丸となり、さらに高みを目指す雰囲気の中で学べる学校です。

今年度も、校訓「自主・創造・誠実」の下、先達の築いた伝統を礎に文武両道を実践し、これからの時代に求められる幅広い知識・技能及び行動力と豊かな人間性を備えた人材を育成してまいります。また、保護者、地域の皆様及び関係機関等のご支援ご協力のもと、本校のさらなる発展のために誠心誠意取り組んで参ります。

令和7年4月1日

沖縄県立与勝緑が丘中学校・与勝高等学校
 校長 石垣 忍